2010 August

Tokyo

 
 
 
今年の夏は本当に暑くて、毎日何かしら記録を更新している。そんな時、オークラのロビーで友人と会う。落ち着いたライティングに朱の漆の低いテーブルに障子のこじんまりした空間、静かで涼しく、外の酷暑がウソのよう。孟宗竹の小道も暑くなければ・・・とても好き。

 

Atami

 
 
 
日本の短い夏休み、お盆。渋滞情報を見ると、なかなかスゴイ!フランスもヴァカンスの初日の渋滞は日本よりずっとひどいような気がする。早朝の東京を抜けて夜明けと共に熱海に到着。途中、大きな虹が出る。虹ってどの国で見ても、どんなシチュエーションで見ても、とてもロマンティック。

 

Atami

 
 
やっぱり早起きは良い、どこも空いていて朝からおまいりをして朝陽の中、走り湯へ。毎日こんな朝を迎えられたらいいのに・・・。

 

Atami

 
 
 
実業家の別荘として大正初期に建設依頼、所有者が次々に変わり今に至る起雲閣。熱海三大別荘の一つで、三島由紀夫や谷崎潤一郎などの文豪も滞在したとか・・・。

 

Atami

 
 
2代目の根津嘉一郎が整備したという庭園と、豪華絢爛な内装、部屋ごとにさまざまな建築様式が用いられていて、文化財としても興味深い。

 

Atami

 
 
美しい庭園を眺めつついよいよお屋敷の中へ。入り口が狭い、という事に私は少しコダワリがあって、入り口の狭さはその後に続く広間の開放感を印象ずける様に思うから。その期待通り、青の塗り壁も鮮やかな広間が開ける。

 

Atami

 
 
2階に上がると、気持ちのいい大広間が続く。こうしてみると、日本間って、仕切りを開けたり閉めたりしてパーティションとし、さまざまな使い方のできるうえ、デザイン的にも大変ミニマル。私の目指す、「ミニマル、マキシマル」?

 

Atami

 
 
2階から眺める庭園も素晴らしいけれど、窓ごしに見る景色は「額縁」に入った絵のようで、大きなパノラマ写真を見ているよう。

 

Hakone

   
 
 
少々和食にお疲れ気味の私。帰路の途中、村野藤吾氏設計の箱根プリンスホテルでランチを頂く事に。エントランスのホールは昨今のホテルの軽さとは対称的に何だか荘厳な雰囲気。

 

Hakone

 
 
 
湖が見えるゴキゲンなお席でランチとなる。芦ノ湖に浮かヴイを眺めつつ、ボートに乗りたいな・・・。

 

Hakone

 
 
 
diary index
箱根も過ぎて、東京に向かう。途中、富士ホテルを見学する。圧巻の外観、老舗らしい行き届いたサーヴィスに感動する。
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